【船舶関係者必携】MarineTraffic(マリントラフィック)がとても便利!【アプリ】
2018/09/05 追記:
Marinetraffic は有料アプリなので無料がいい人はこちらもどうぞ。
今回は私が使用しているアプリのご紹介です!
このアプリ、船舶関係者なら必携ですよ!!
この業界では有名かもしれませんが、その名も
MarineTraffic(マリントラフィック)
このアプリ、今どの船がどこにいるかが一目でわかっちゃうんです!
MarineTraffic(マリントラフィック)が便利!
私は仕事柄、船舶の動静が気になるんですが、このアプリを使えば一発で今現在の情報が確認できちゃうんです!
このアプリ、Googleマップ上に世界中の船舶の位置をプロットしてくれて、船名やMMSI(海上移動業務コード)を使って特定の船舶を検索することもできちゃうんです!
実際の画面はこんな感じ。
もっとズームすれば詳細な海域も確認できますよ!
うじゃうじゃいっぱいいますね。
これでもごく一部で、ズームしていけばより多くの船舶が今現在も海の上を航行していることがわかります。
海運ってすごいなぁ〜。
ブラウザ版もあるのでチェックしてみてください。
アプリ版は数百円ほどしますがブラウザ版は無料で使用することができます。
船舶関係者でなくともふと海沿いに行った時に「目の前の方に見える船はどんな船なんだろう?」と思った時にサクッと確認できて話のタネなるかも?w
全ての船舶が見れるわけではない
ただ、ここで1つ注意点があります。
それは、表示されるのは
「AISを搭載した船舶であって、MarineTrafficに協力しているAIS受信設備が設置されており、その受信機が受信したデータに限る」
ということです。
そのため、基本的には沿岸にAISの受信設備が設置されている周辺海域であって受信設備が受信した船舶に限られてしまいます。(AISの電波は150MHz帯を使用しており、到達距離は水平でだいたい40〜70kmほど)
なので、例えば太平洋のど真ん中を航海している船の現在の位置が知りたくてもそれは無理ということになります。
船主の方から「なぜうちの船が出てこないんだ!」という問い合わせがときどきあったりなかったりw
しかし、最近ではAISを衛星通信設備に接続して(AISの電波は垂直だと国際宇宙ステーションにも届くらしいので直接衛星が受信したデータかもしれません)、衛星経由で自船データを送信している船もいて、MarineTrafficではその衛星経由のAISデータを有料サービスとして提供されているようです。(筆者はこの有料サービスを利用したことがないので詳細はわかりかねますが)
おわりに
このアプリは私のような船の動静に合わせて仕事をする人にとってはとても便利なアプリです。
「造船所に何日の何時ぐらいに接岸する」とか「今この船がこの辺にいるからだいたい何時ぐらいにこの辺に来そうだな」とかを考えて仕事の準備ができます。
これがなかった時代は全て電話連絡して確認する必要があったんだと思いますが、いい時代ですねw
また、技術者的にはちゃんとAISが動作しているかの簡易的な指標にもなります。
このアプリで表示されるということは正常に送信しているということになりますからね。
ただし、あくまで簡易的にで、実際はAISテスターという機械を使って確認します。
これの飛行機版にフライトレーダー24というものがあります。
こちらも面白いですよ。
こちらもブラウザ版もあります。
https://www.flightradar24.com/35.69,139.75/7
おわり。